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2022/07/28

ぽっこりお腹と腰の上の痛み

「腰の上の方が痛い」という患者さまがたまにいらっしゃいます。
「腰の上の方」というのはだいたい第11胸椎~第1腰椎の高さで
ちょうど一番下の肋骨辺りの高さでしょうか。

施術としてはもちろん痛みのある部位を意識して施術しますが
連動している頚部の関係性も考えて施術しています。

カイロプラクティックの考えで兄弟骨と言われるものがあります。
たとえば第11胸椎の兄弟骨は第7頸椎
    第12胸椎の兄弟骨は第6頸椎
    第1腰椎の兄弟骨は第5頸椎となります。
これは体を動かしたときに同時に兄弟(対になっている骨)が動くという考えです。
したがって首を動かすと腰も自然に連動して動きます。

「腰の上の方」に違和感、痛みがある方は第5頸椎~第1胸椎までを触診すると
他の背骨と比べて違和感や圧痛があることが多く、
「腰の上の方」だけではなく兄弟骨である頚部も施術していくと良い結果になることが
あります。

その他に「腰の上の方」に症状がある方は“ぽっこりお腹”な方が多いように思います。
下腹部がぽっこりしている方でダイエットされ「腰の上の方」の痛みが楽になった方がいらっしゃいました。
理由はわかりませんがお腹側に筋膜やその他の組織が引っ張られて腰の負担になっていたかもしれません。
施術だけではなく運動指導や姿勢指導も大事だなと思いました。

背中の痛みや背骨のゆがみ(猫背など)、自律神経の不調、不眠でお悩みの方、
名古屋市千種区にあるPOBcare鍼灸マッサージ治療院にご相談ください。

ぽっこりお腹と腰の上の痛み
ぽっこりお腹と腰の上の痛み

2022/07/21

肘や肩に症状があるのに何で骨盤や足を調整するの?

肩や肘の痛みの訴えのある方は多くいらっしゃいます。
施術を始めさせていただく前に説明させていただくのは
「背骨や骨盤、足も調整させていただくことがあります。」です。

肩や肘が痛いのに何で全然関係のない骨盤や足を施術されるのか不思議に思われる
患者様もいらっしゃると思います。

「肘が痛いのに背骨ばっかり施術して肘はあんまり施術してくれないなぁ」
「大丈夫かなぁ」
なんて・・・

今日はその理由をお話させていただきます。
私達ヒトは二足で立って手を使って生活を送っています。
手を使う時(手を挙げる時など)、脳から“手を挙げる”という指令が
神経を伝わって肩や肘、手の筋肉を作動させて手を挙げる動作が出来るという事は
皆さんご存じだと思います。
ですが手を挙げる前に脳は自動的に体幹筋にも指令を出すことをご存じでしょうか。
“手を挙げるからしっかり支えなさい”
という感じに。

なぜそんなことをするのかというと
たとえば人形など二足で立つことが出来ても、前習えのように手を前に出すと
手の重さで人形は前側に倒れてしまいます。
ヒトも同じで手の重さで倒れないように手を挙げる前に瞬時に体幹筋が働きます。
したがって背骨、それを支える骨盤、足をしっかり調整していくと
体幹がしっかり働き、手足に負担が少なくなり、負傷しにくくなります。
そして手足に負担が少なくなれば治っていく速度も増えます。

痛みのある場所ばかり施術するのも良いですが
背骨、骨盤、下肢の調整をまずしっかりした方が
良くなっていく患者様が多いように思います。
それに将来、怪我をしにくい体をつくる上でも
全身を調整した方が良いと思っています。

手の痺れ、肩の痛み、頭痛、猫背、自律神経の不調、不眠の方、
名古屋市千種区 POB care 治療院にご相談ください。

肘や肩に症状があるのに何で骨盤や足を調整するの?
肘や肩に症状があるのに何で骨盤や足を調整するの?

2022/07/14

姿勢矯正とは②

前回の姿勢の矯正のお話の続きをさせていただきます。

何が姿勢にとって理想なのか・・・
色々な考えがあると思いますが
私はやはり神経系がしっかり働いていることが
一番大事だと思っています。
骨格を動かすのは筋肉で
その筋肉を動かすのは神経です。
神経の働きが悪いところの筋肉は
しっかり働かず、くっついている骨を
しっかり動かしたり、支えることが出来ません。
自然にしっかりした姿勢が出来なくなります。

逆に神経系がしっかり働くようになると
筋肉がしっかり働き、
自然に骨格もあるべき場所に納まるということです。

私は神経、筋がしっかり働いている状態での姿勢が
その人の一番理想的な姿勢だと思っています。

今ご来院いただいている患者様は
週2回のペースで4回施術させていただいています。
肩部、背部の張り感が軽減され、下あごを引いて姿勢を正す動作が
しやすくなってきています。
最近、睡眠がしやすくなったとおっしゃっていました。

姿勢のゆがみ(猫背)、自律神経の不調、不眠など
名古屋市千種区のPOBcare治療院にご相談ください。

姿勢矯正とは②
姿勢矯正とは②

2022/07/07

姿勢矯正とは①

40代 女性  猫背をなんとかしてほしいとご相談の患者様です。
長年事務仕事で最近は日々、在宅ワークでパソコンを前に奮闘されている。
小学生のころから背が高く、あまり目立ちたくないため、わざと猫背にしていた。
学生時代からその癖がついて今でも首が前に出てしまう姿勢になってしまうとのことです。

最近は女性でも長身の方が増えて、前に比べて目立たなくなりましたが
猫背の癖がなんとか出来るといいなとお考えです。
立位の状態で触診して下部頸椎屈曲、骨盤が後傾しているように思いました。
そしてお腹がぽっこりでてしまう・・・よくある猫背の姿勢です。

まず施術をする前にお話させていただいたのは、
“骨の形が曲がっている場合、その形がその人の正解の姿勢”
だと説明させていただきました。

すごく大事に思っていることなんですが
姿勢矯正というのは傾いた体を、
誰が見ても真っすぐに見えるようにすることではないという事です。

骨と骨をつなぐ関節面はその人その人で違いがあり、
左右長さや大きさが少し違う人もいます。
ですので見た目や触った感じで骨格が左右違うから
左右同じになるように矯正するとか
骨盤の位置が教科書と違うから矯正するという考えは
危険な感じがします。

では何が姿勢にとって理想なのか次回また続きをお話させてください。
いつもダラダラ長くなってしまってごめんなさい。
姿勢のゆがみ(猫背)、自律神経の不調、不眠など
名古屋市千種区のPOBcare治療院にご相談ください。

姿勢矯正とは①
姿勢矯正とは①

2022/06/30

骨折した片足が短いから腰痛になるの?②

前回の続きで骨折した片足が短いために腰痛になるのでは
と悩んでいる患者様のお話をさせていただきます。

脚長差(足の長さに差がある)があると仙骨が数度傾くという論文があります。
仙骨がゆがむとその上の背骨が垂直を保とうとして逆の方向に
ゆがんでしまうことは想像できます。

では仙骨や骨盤、背骨がゆがむと必ず腰や背中、首が
痛くなってしまうのかというと、、、
私はそう思いません。
実際在宅の患者様で体は傾いているのに痛みの訴えもなく
機能訓練をされている方を多く見てきました。

最近の研究では慢性の腰痛はその組織に何かの原因で血流不全が
起きてしまい痛みを感じやすくなることがあると言われています。
そして血流には神経の働きも関係してきます。
神経は血管も支配していますので神経系の働きが悪くなると
自然に血流にも影響があるわけです。

ですので器質的(ゆがみや変形)な問題が原因ではなく、
機能的(神経の働きや血行)に問題が原因になると思っています。
ちょっとわかりづらくて申し訳ありませんが
形ではなく、働きが大事です。
と言う事になります。
要するに神経の働きがしっかりして、なおかつ
血行が良ければ慢性痛は楽になるということです。

当院はアクティベータ療法で神経系の活性化を目的とした治療も行っております。
慢性痛や姿勢のゆがみ、自律神経の不調、不眠など
名古屋市千種区のPOBcare治療院にご相談ください。

骨折した片足が短いから腰痛になるの?②
骨折した片足が短いから腰痛になるの?②